こんにちは。
COMEです。
今回は、無意識にも周囲の言葉や表現方法で自分が下す判断や評価が変わっている、
いわば操作されている危険性について解説していきます!
今回の記事を読むことで、自分が下している決断そのものを疑うことの重要性に気づき、
常に投資、人生の意思決定の場面で見直すことの重要性を理解できるでしょう。
今回の記事ではあるレストランでの会話の内容や、投資関連のニュースといった場面からご紹介しています。
特に重要な意思決定を行わなければならない状況下で役に立つ内容となりますので、
ぜひ理解して次につなげていってください。
ではまいりましょう!
ウェイターとの会話
あなたは大切なパートナーとの記念日を前にとあるレストランで食事を楽しもうとしています。
レストランの名前は、「ル・グラン・シャルドーネ」です。
私の考えたレストラン名です、いかにも美味しそうですか?笑
そこのメニューには本日のコースメニューが書いてありました。
地元産のヤギ乳でつくった熟成フロマージュ
グラッセと牧草牛のフィレ肉の手ごねハンバーグ
採れたて9種野菜のサラダ
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とてもおいしそうな食事を楽しみながらワインを注文すると、ウェイターが運んできました。
そして、ウェイターはこう言うのです。
「2010年のシャトー・ヴァン・ドゥ・ノワールでして、他に類を見ない希少な収穫年のワインです。あの夏の南フランスは長雨で地下水が溜まったせいで、ブドウ畑の下に栄養が流れ込みました。通常よりも150時間遅く収穫したためによく熟成されていて、世界中から多くの賞や表彰を受けています。」と。
「それはいいね!一口たしなんでみよう。」と続くあなた。
確かにそのワインはおいしいものでした。
またその日のディナーの終わりまで、すべての料理を楽しんだあなたは、勘定書の金額3万円に快くサインし、店を後にしたのでした。
価値を変化させる言葉の力
言葉は、私たちの経験の捉え方に影響を及ぼします。
消費するものに特に注意を向けさせたり、経験の特定の部分に注意を集中させることができます。
レストランでの価値の創り方で言えば、レストランの環境が豪華であること、その時間を共に過ごす人が親しい人であること、食事の説明が何やら美味しそうに見えることのすべてが、影響しています。
このうち最も影響力と持つのは、言葉です。
私たちがそれと関わりあう方法、経験する方法を変えるのです。
とあるワインを素晴らしい商品であるかのように耳にすることも、自分の期待する素晴らしい商品への評価に繋がっているのです。
もちろん本当にワインが美味しいものであることも認めていますが、言葉による影響も作用しているのです。
価値を創造するために、ワインで言えば「深み」「土っぽさ」「香りを確かめるための脚(グラスを回したあとのグラスの内側を流れること)」などの専門用語まであります。
しかし、椅子に向かってふかふかと言い続ければ柔らかくなるわけはないのですよね。
言葉それ自体は、ものの対象を変化させるほどの力がないのは当然で、椅子の座り心地をよくしたり、肉を柔らかくしたり、会社の居心地をよくすることはないはずです。
ですが、ワインの例で見たように言葉は私たちの価値を特定の属性に向けることがあります。
80%無脂肪のビーフバーガーは何やら脂肪分を抑えているようで健康的に見えますよね。
では20%脂肪分のビーフバーガーはいかがでしょうか。
この2つのビーフバーガーの脂肪分はともに20%で同じですが、前者で表記するほうが売り上げが高いことがわかっています。
寄付額が1日10円と聞けば慈善団体に寄付する人も、1年で3,650円と聞くと寄付しない人が増えます。
あるものの価値は、そのものの感覚はもちろん、その経験全体を生み出すために脳内で起こっている期待からも得られています。
これらをすべてひっくるめて、消費経験と無意識ではなく意識して捉えることが重要です。
チョコレートが美味しかったという経験は、チョコレートそのものの美味しさに加え、そのチョコレートが美味しそうだと考える自分の期待も加えれれていて、結果として美味しかった経験になるのです。
投資関連のニュース
投資関連のニュースでは事実だけでなく第三者の見解も含まれています。
どこかの企業の決算がいくらだったか、どこかが資本提携したかなどの事実に加え、よかったわるかった、こう思うなどの第三者の評価が含まれています。
第三者の評価を見たあなたはどう考えますか?
自分より株式投資の世界に詳しそうな人が発した言葉がどれほどあなたに影響を及ぼしているかを考慮すれば、自分で判断したと自覚している結論でも、その過程で影響を及ぼしてきた他の要素が、あたかもあなたが自分で導いたかのように自覚させている、外部からの操作によるものかもしれません。
重要なことは、惑わされるから見るな、ではありません。
自分の判断が間違っているかもしれないと常に疑うことで、過ったとしてもリカバリーが早くなります
自分の判断を常に疑い、過信せず、定期的に見直す人が相場では生き残ります。
この見直す行動=セルフモニタリングを定期的に入れることでより正しい行動へとアップデートされ、より成功に近い行動をとることができます。
自分が判断するのだから、当然自分でよく考えて決めていると思いがちなですが、
その判断自体が無意識にも言葉や環境によってある特定の評価へと傾いている可能性があるということに注意しましょう。
レストランの例で言えば、食事を楽しむことも目的の1つなので、ウエイターの話により良い印象へと傾くことは問題なく、ポジティブな意味合いで捉えられます。
しかし株式投資などの利益を追求しなければならない場面では、誤った情報や判断へと仕向けられていては大切なお金を取られてしまいます。
バイアスに注意を払わなければならない場面では積極的にセルフモニタリングを行いましょう!
本日は、以上です。
ありがとうございました。
COME
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