資産形成

将来不安を明確にする 知って得するお金の知識と実践方法を紹介

「将来が不安だ…」私たちは誰でも、こんな風に将来に対する漠然とした不安を感じる日があるのではないでしょうか。
この気持ちのことを「将来は誰にもわからないんだから、この気持ちは仕方がない」と思っていませんか?

実はこの不安な気持ちは解消することができるものなのです。
将来が不安なまま生きるのは、今日限りでもうやめにしましょう。

将来不安はその原因を明確にし、対処することで乗り越えていくことができるものです。

私たちの将来不安の多くは、お金に対する不安から生まれます
知って得するお金の知識と実践方法を知り、将来不安に打ち勝っていきましょう!

正しく備えることができれば、私たちの将来は明るいものだと思えるようになるでしょう。

 

将来不安の原因とは?

 

みんなの将来不安TOP5

 

「老後にちゃんと年金を受け取れるのだろうか…?」
「このまま今の仕事を続けても大丈夫?」
「子供を育てあげることができるかな」

私たちの暮らしには将来に対する不安を感じる場面がいっぱいです。
まずは、みんながどんなことに不安を感じているのか、TOP5の将来不安について見ていきましょう。

セコムが2020年6月に行った『日本人の不安に関する意識調査』によると、不安を感じている日本人は7割以上もいます。そして、その理由のTOP5は次の通り。

  1. 位:感染症拡大
  2. 位:老後の生活や年金
  3. 位:健康
  4. 位:地震
  5. 位:台風・豪雨・洪水

例年ならランクインしていない感染症拡大が1位になるなど、今年の色が強く出た結果となりました。
2012年から実施しているこの調査では、調査を開始した年からずっと「老後の生活や年金」が1位でしたが、コロナウイルスによる不安はそれを上回ったようです。
近年増加する天災への不安も感じていることが見て取れる結果です。

あなたの不安の原因はランクインしていましたか?

 

将来不安=お金の不安

 

将来不安の理由について見て、どんなことを感じたでしょうか。もしかしたら「不安の原因にはさまざまなものがあるなぁ」と不安の解消がさらに難しく感じられた人もいるかもしれません。
ですが、将来の不安はすべてお金の不安だと言い換えることができます。

感染症の拡大を見ても感染症自体が怖ろしいのもありますが、それによって引き起こされる景気の悪化が怖いという側面もあるでしょう。

老後の生活への不安は、生活していくお金があるかの不安ですし、健康は病気をして収入が途絶えることへの不安です。
地震などの天災もそういったことが起きてから、生活をどう立て直していくかが私たちは不安なのです。

つまり、すべての不安はお金の不安に繋がっています。
これを解消することができれば、将来の不安は消えていくでしょう。

つまり「何が起きても十分だ」と思えるほどのお金があれば、将来が不安になることはないのです。
それほどたくさんのお金を準備できないのだとしても、少しずつ将来のための備えを開始すれば、将来不安は徐々に減らしていけます。

 

知識を増やし将来不安をなくそう!

 

老後のお金足りてる?老後の生活を想像ししっかり備える

 

将来不安に立ち向かうためには、知識を得る必要があります。

多くの人が不安に思っている老後ですが、
私たちの老後にはいったいいくらお金がかかって、いくらお金がもらえるのでしょうか。
漠然と不安に感じているだけではなく、老後の生活を具体的に想像していきましょう。

まず、老後にかかるお金ですが、今の生活費から予測することができます。
子供がいる家庭の場合は、子供にかかる教育費や生活費は老後にはかかりません。
また、住宅ローンや生命保険も払い終わっていればかからなくなっているでしょう。

今現在の生活費からそれらを引くことで老後の生活費は見えてくるのです。
ただし、医療費は増えると考えられるので余裕を持って生活費を考えるようにしましょう。

つづいて、老後にもらえるお金を考えていきます。
ねんきんネットでは私たちのもらえる年金見込額を試算することができます。
退職金や企業年金については会社に問い合わせればわかるでしょう。
その他にも老後に個人年金や貯蓄、運用がどの程度になりそうかをおよそでいいので試算しておきましょう。

このように老後に必要なお金ともらえるお金がわかれば、どのくらいの備えが必要かがわかってきます。

必要なお金からもらえるお金を引いた額が、老後までに貯めておかなければならない額です。
もらえる額が必要額より大きく上回る場合は不安はあまりないでしょうが、大体の方がもらえる額の方が少ないです。

(必要額-もらえる額)×残りの生涯年数(予想)
の額を超えることを目標にしましょう!

その額を目指して、貯蓄を開始していきましょう。
不安のタネがわかれば、あとは対処をすればいいだけです。老後が不安なら老後の生活のために、具体的な備えを開始していきましょう。

 

病気の不安には使える制度があることをを知る

 

「私は一生健康だ!」こんなことを自信を持って言える人はいません。
いくら気を遣っていても病気になることは、誰にでも起こり得ることです。

だから、私たちは病気になってしまうことを怖れ、その後の生活や治療費のことが不安になってしまいます。
そんな不安を打ち消すためには、病気のときに使える制度について知っておきましょう。

高額療養費制度

例えば、高額療養費制度を使用すれば、一定金額以上の医療費は還付されるためお金の不安は減るでしょう。

傷病手当金

また、病気中の収入が途絶えてしまう心配については、傷病手当金という制度があります。健康保険加入者が4日以上病気や怪我で仕事ができなかった場合、最長1年半の間、給与の3分の2の額を手当金という形で受け取ることができるのです。

ただし、国保には傷病手当金という制度がないので注意が必要となります。国保加入者は就業不能保険に入るなどして、万が一の事態に備えておきましょう。

多くの人が不安に感じる病気だからこそ、それに備える制度はたくさん用意されているのです。
制度について知識を持っておけば、病気になることをそれほど怖れる必要がないことがわかってくるでしょう!

 

「貯金がないのが不安…」なら貯めちゃいましょう

 

「もしものときに使えるお金がない…。」
お金がないことは、私たちに大きな不安をもたらします。
将来不安に立ち向かうためには、お金を貯めることが一番の対策となるでしょう。
早急にお金を貯めて不安の芽をつんでいきましょう。

とはいっても、これまで貯められなかったお金が急に貯められるようになることはありません。
毎月の自動積立など強制的にお金が貯まるような仕組みを利用し、貯金を作っていきましょう。少しずつでも貯蓄ができていくということが、私たちの中から将来不安を消してくれるでしょう。

収入の10%程度を貯蓄することを目標にしてください。

 

将来不安をなくすための実践方法

 

正しく怖れる!将来の不安を把握しよう

 

将来が不安な気持ちが芽生えたときには、その不安を放置しないでください。

「いったい自分は何が不安なのだろう?」と不安の原因と向き合ってみましょう。
そうすれば、不安の原因がわかり、その原因を取り除くために自分が何をすべきかが見えてきます。

不安という敵はもやがかかって全体像が見えないと、実体よりも大きく感じられてしまいます。しっかりと把握すれば、実は不安はほんの小さなものである可能性もあるのです。

将来不安をなくすためには、まず不安の実体を正しく把握すること。そして、正しく将来を怖れていきましょう。

何となく怖いと思っていた将来だけど、知識を身につけてよく見てみれば案外たいしたことがないと思えるようになっていきます。
将来不安をそのまま放置しておけば、不安な気持ちは大きく膨らんでいってしまいます。

「大したことないものを怖れて、未来に希望を感じられない」
なんてことにならないように、将来の不安から逃げ出さず、目を背けないようしっかり把握していきましょう!

 

お金の不安をなくすために!個人で稼ぐ能力を身につけよう

 

将来不安がお金の不安であることは、すでにお伝えした通りです。

だったら、将来不安をなくすためには、お金を稼げるようになればいいのです。
コロナ禍による景気悪化が続く中、給料が上がることは期待できません。

サラリーマンの平均年収は下がっており、終身雇用制度は崩壊。
私たちは本業でしっかり稼いでいれば安泰というわけではなくなりました。
だから、給料以外に個人で稼ぐ能力を身につけて、将来不安をなくしていきましょう。

サラリーマンを続けながらできる副業としておすすめなのは、クラウドソーシングです。
自分の得意分野の仕事を探し、それをお金に変えていきましょう。
プログラミングやWebデザインなどの単発の仕事は、思いのほかたくさんあります。
本業を圧迫しないよう無理のない範囲で行っていきましょう。

たとえ、得た報酬は少額でも自分が稼ぐ能力を持っているということが、将来不安の解消に役立ちます。
稼ぐ力は私たちが不確かな未来を生き抜くための大切な武器となってくれるでしょう!

 

とりあえずやってみる!行動を開始するのが大事

 

将来不安から抜け出せないのは、不安のループに飲みこまれてしまっているからです。

将来が不安だ

だから将来のことなんて考えたくない

将来に何も備えられない

また将来が不安になる。

このループから抜け出すためには、とにかく行動を開始することが大切です。

将来不安を感じたのなら、とりあえずやってみる精神で何かを初めてみましょう。
貯金でも副業でも、あなたが始めやすいことで大丈夫です。何かを初めてみるということは、将来に対しての備えを開始するということになります。
そのことが、将来が不安な気持ちをだんだんと小さくしてくれるでしょう。

 

まとめ

人生100年時代がやってきて、私たちは先の見えない将来をどう過ごすか不安な気持ちになることが増えました。

老後、コロナ、天災、病気と私たちの人生には、不安のタネがたくさんあります。
誰しもが抱きやすい将来不安ですが、実はその不安はすべてお金の不安からくるものであり、適切に対処すれば取り除くことができるものなのです。

まずは、何が不安なのかを見つめ直し、不安の正体を正しくつかみとりましょう。
そして、その不安に対処できるように知識とお金を身につけていきましょう。
そうすれば、私たちの不安はなくなり、将来は明るく輝いてくるはずです!

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