「時間がない!」
いつも時間に追われて、自分には時間が足りないと感じてる人はいませんか。それは、時間の使い方に問題があるからかもしれません。同じ仕事をして同じように予定がある人でも、「時間が足りない」と感じている人と「時間は十分にある」と感じている人がいるように、時間は使い方によってその量が大きく変わるものなのです。
いつも忙しくやりたいことも十分にできないまま過ごすのか、休息も趣味も思う存分楽しむのか、どちらがいいでしょうか。誰だって時間の使い方が上手くなって、人生をもっと楽しみたいはずです。
そうなるためには、時間の使い方が上手い人がしていることに学んでいきましょう。
時間の使い方が上手くなれば、人生は変わります。そして、それは誰にでもできること。
時間の使い方が上手い人は何をしているのかを知り、それを自分の生活にも取り入れていけば、私たちの時間はもっと増え人生をいい方向へと変えられるのです。さあ、時間を上手に使って人生を変えていきましょう!
【 目次 】
時間がないってホント?時間の使い方が下手な人の特徴
「時間がない」が口癖!やらない理由を探している
私たちがついつい口癖のように言ってしまうセリフですが、これって本当なのでしょうか?実は時間の使い方が下手な人は、時間がないが口癖になってしまっているだけで、本当はそうではないことが多いのです。
やるべきことがあるのに、「ちょっと休憩してから…」とか「これは今やらなくても大丈夫だな」なんて、後回しにしてはいないでしょうか。やり始めてしまえばすぐに終わることなのに、時間の使い方が下手な人はそれを後回しにしてしまいます。
そして、一つ一つは小さなことでも、積み重なった”後回し”が私たちの時間を圧迫することになります。
「時間がない」のは、私たちがやらない理由を探して、やるべきことを後回しにしてしまうから。まずは、そのことに気がつかなければなりません。
与えられた時間は皆平等!段取りが悪い
私たち人類に平等に与えられたもの。それは時間です。どんなお金持ちでも、どんな天才でも、時間だけは1日24時間でそれを変えることはできません。それなのに、時間が足りない人がいるのは、段取りの悪さが原因でしょう。
優先順位のつけ方が間違っていて効率が悪いため、残業が増えてしまう→そうなると帰宅時間が遅くなり、睡眠時間が削られる→翌日も眠さが残ったまま仕事をするので効率が悪くなる。
時間の使い方が下手な人は、このような負のループの中にいます。このループの中から抜け出さないことには、私たちは時間が十分足りていると思うことはできないでしょう。自分の時間の使い方について、一度見直す必要があるでしょう。
時間の使い方が上手い人がしていること
言い訳せずにすぐ動く
時間の使い方が上手い人は、すぐ行動のできる人です。やるかやらないかを迷うということは、それを判断する無駄な時間が生まれるということです。すぐにやれば、迷う時間がかかることなく、やるべきことを終えられます。
言い訳をしてやらずにいても、用事が片付くことはありません。やらなくちゃいけないことは、真っ先に終わらせる。だから、時間の使い方が上手な人には、十分な時間が生まれるのです。
何かやらない理由を探すのではなく、まずやることを習慣づけていきましょう。
整理整頓をして身の回りを常に整えておく
時間の使い方が上手い人のデスクの上や部屋を見てみましょう。とてもきれいで片付いています。そうです、時間の使い方が上手い人は、整理整頓も上手いのです!身の回りがいつも整っているから、すぐに必要なものが出てきます。
時間の使い方が上手い人は、こんな風にものを探す時間がかかりません。そんなささいな時間を節約しても意味がないと感じるかもしれませんが、ものを探す時間は無駄でしかありません。
「アレがない」「コレはどこだ」と探し出す手間なく、作業に取りかかれるから時間の使い方が上手な人は定時に仕事が終わるのです。整理整頓が苦手だと、ものを探しただけで一作業終えた気になってしまい、仕事の進みが遅くなってしまいます。
あなたのデスクの上はきれいに整理整頓されていますか?
朝を無駄にしない
「朝はギリギリまで眠っていたい…」こんな風に考えている人も多いのではないでしょうか。ですが、時間の使い方が上手い人は、朝を上手に活用しています。というのも、朝起きてからの2時間は集中力の高まるゴールデンタイム。これを、ただ身支度を整えて通勤するだけの時間に使うのはもったいなさすぎます。
朝を有効に活用し無駄にしないことが、時間の使い方が上手くなるコツです。資格勉強をするもよし、趣味を楽しむもよし。何をするにしても終業後にやるより、集中できて気分が高まるでしょう。
『忙しい仕事をこなしながら飲み会の参加も欠かさず、難関の資格取得に成功した』こんな人は、きっと朝に集中して勉強する時間を作っていたに違いありません。集中力の高まる朝をどう過ごすかが、時間の使い方が上手くなるコツなのです!
スキマ時間を有効活用
人には誰でもちょっとしたスキマ時間があります。それは例えば、通勤電車にゆられている時間や仕事の休憩時間、一仕事終えた後などの時間のことです。たった数分のスキマ時間と軽く考えないでください。このスキマ時間を有効活用するのが、時間の使い方上手になるには欠かせません。
スキマ時間にニュースやメールチェック、語学の勉強などを行えば時間を無駄にせずに過ごすことができます。スキマ時間を活用した分、新たな時間が生まれ、また私たちの時間は増えることになるでしょう!
一つだけ気を付けてほしいのは、スキマ時間に必ず何かをしなければならないというわけではないということです。休憩をしたってもちろん構いません。大事なのは時間を無駄にしたという意識ではなく、休憩をしたという意識を持つことです。自分が時間を何に使ったのかを意識することで、時間をより大切にしようと思うようになるでしょう。
ルーティン化された日常生活
時間の使い方が上手い人は、毎日やることが決まっています。何時に起き、起きたら顔を洗い、朝食をとる…。このように起きてからやることがルーティン化されています。ルーティン化のいいところは、考える時間がいらないということです。決められたことを決められた通りにこなすだけなら、何も考えずにサッと行えます。
毎日起きる時間もバラバラで、朝ごはんも食べたり食べなかったり…。これでは効率が悪いのは皆さんお分かりですね?起きてみてからやることを考えるのでは、考える無駄な時間が生まれてしまいます。新しい仕事に挑む際にやり方をよく考えるのは構いませんが、毎日行う日常生活ではなるべく考えることなくスムーズに行っていきましょう。
ルーティン化した生活の例に、アップル創業者のスティーブジョブズさんの私服があります。スティーブジョブズさんに限りませんが、同じ洋服を良く着るという特徴があります。洗濯していないわけではありません(笑)。同じ服を何着も持っていて、もしくは同じ洋服の型番で色だけ異なるものをいくつか持っていて、着回しているのです。
この意味を聞くと、
①朝起きて着る服を考える時間そのもの
②脳に服を選ばせる負担(エネルギー)を削減するため
だと口をそろえて言います。
もちろんこれによって①時間が生まれ、②若干ですが脳の判断するコスト(疲れ)が減ります。彼らの価値はおしゃれではなくもっとも時間なのでしょう。
なにも読者の皆さんに「時間を生むためには着る服を選ぶな!」と言いたいわけではありません。大切なのは、【どこに価値をおくか】であり、普段の何気ない生活の中で人は自分の価値観を通した選択の連続を行っているのです。
「ルーティン化と言われてもよく分からない」という人は、まず朝の起きる時間を一定にするところから始めてみましょう。起きる時間が決まれば、そこから何をすべきかがだんだんと見えてくるでしょう。考える必要のないところでは、考えずに済むような環境を作ることで、時間の使い方が上手になっていきます。
よく動きよく寝る
『時間に余裕がある人って極力無駄なことをしない』こんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。時間の使い方が上手い人は、運動なんかせずに真っ直ぐ家に帰りおうち時間を楽しむ。これは間違ったイメージです。
時間の使い方が上手い人ほど、運動を生活の中に取り入れている人が多くいます。それは、軽い運動を行うことでスッキリとし集中力を高められる効果があるから。運動をするとやる気も記憶力も高まるので、運動後の作業もはかどるようになります。それに、運動が健康維持にいいのは常識ですよね。
運動をして集中力を高め、さらに少し疲れるのでよく眠れるようになる。よく動きよく寝るから、私たちの毎日は充実するようになるのです。
「時間がないから」と運動を避けずに、時間を作り出すためにも運動をしてみましょう!良質な睡眠が明日のやる気を生み出してくれる、嬉しい相乗効果も期待できます。
時間を上手に使うと人生が変わる
1年のスキマ時間を集めると17日分にもなる
時間はお金で買うことができません。私たちすべての人類に平等に与えられた貴重なもので、どう使うかはとても重要です。パナソニックの調査によると、現代人のスキマ時間は1日に1時間9分間あるそうです。1時間9分と聞くと「なぁんだ!そのくらい」と軽く考えてしまいますが、累計で考えてみてください。
1日1時間9分のスキマ時間×365日=25185分
これは419.75時間となり、日数で考えると17日分にもなります!スキマ時間を無駄にするということは、貴重な17日分の時間をゴミ箱に捨てているようなものなのです。ということは、裏を返せばスキマ時間を有効に使い続ければ、1年で17日分の努力が得られるということになります。これだけの時間を作り出せれば、人生が変えられそうな気がしてくるのではないでしょうか。
時間はないではなく作り出すもの
そもそも時間はそこにあるものではありません。「ちょっと時間がなくて…」と何かを諦めているとしたら、それは時間の問題ではありません。私たち自身のやる気に問題があると言わざるを得ないでしょう。
思い出してください。あまり興味のないイベントに誘われたときに断る文句として「時間がない」を使うことがありませんか?時間がないは便利な言葉ですが、本当は時間がないということは有り得ないことです。
どうしてもやりたいことをやるときに、「時間がない」と言うでしょうか。きっとそんなことは言わずに、何としてでも時間を作り出しますよね。このように、時間というのは自分次第で何とでもなるものなのです。
「時間がないを言い訳にしない!」この1点を守るだけで、私たちの人生は大きく変わっていきます。時間の使い方が上手い人がしていることを実践して、やりたいことをすべてやる人生を手に入れていきましょう!
まとめ
『現代人は忙しい』とよく言われますが、その忙しさの波に飲みこまれ「時間がない」が口癖になっていてはいけません。常に時間に追われ、やりたいことに挑戦できない人生か、時間に余裕を持ちやりたいことを楽しむ人生かは、私たちの時間の使い方によって変わってくることを知っておきましょう。
時間の使い方が上手い人の特徴は、即実行、整理整頓、朝活、スキマ時間の有効活用、日常生活をルーティン化、軽く運動しよく寝ることです。どれも難しいことではなく、やる気さえあれば今日からでも実行できるようなものばかりでしょう。
一度きりの人生、失った時間は二度と戻ってはきません。これからの人生を輝かせるためにも、時間の使い方が上手になっていきましょう!私たちの人生は1日の時間の使い方の積み重ねで大きく変わっていきます。