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独立前に知っておくべき起業の準備と進め方!経験談も公開!

「起業・独立を考えているけど、どのように進めていけばいいかわからない」
「起業・独立をしたいけど、失敗するのではないか不安…」
「転職を考えているけど起業にも興味がある」

独立や起業を考えている方で、このような悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
また、転職を期に起業や独立も視野に入れて考える方もいるのではないでしょうか。
独立してフリーランスや個人事業主、起業など働き方が幅広く選択できるようになりました。

しかし、自分で事業を始めるのは不安ですよね。

「何から準備をしていいのかも何を準備するのかも分からない」
「事業が上手く行くかも分からない」

そんな不安や疑問を解消するためにも、起業・独立をする上での起業準備の進め方と、起業をする上で失敗するリスクを減少させる方法を解説していきます。

分からない事だらけで立ち止まってしまっている方、これから起業・独立を目指して行く方への最初の一歩を踏み出す力になれば幸いです。

起業・独立の準備5ステップ

 

1:事業内容を決める

 

あなたが何のために起業・独立をするのかどのように利益を得ていくのかを決める必要があります。
起業・独立へ向けての事業の方向性は、これからの行動の軸になります。

「なんでもいいから起業・独立をしたい」
「自分の得意分野で起業したい」

このように漠然と考えている方も、一度どのような事業を立ち上げたいのか明確にしてみてください。

準備段階であれば修正も方向性の変更も可能ですので、初めはあまりしっかりと考えすぎないくても大丈夫です。
難しく考えすぎて行動する前に嫌になってしまったり、軸になるものがなければ進めようがなくなってしまいます。

事業の軸が決まれば店舗を借りるか、融資が必要かなども見えてきます。
起業・独立にむけて事業内容を説明する機会は非常に多いので、あなたが何をしたいのかは説明できるようにしておくとスムーズに話が進みます。

店舗やお金の融資営業許認可といったものを取得する際に説明が不十分ですと、事業をスタートしてから不都合が起きる可能性もあります。
そのため説明はとても大事になってきます。

「この仕事で独立をしたいです」
「それに合う店舗や融資、許認可を取りたいと思います」
「その為に力を貸していただきたいです」

このように、まずはあなたがしたい仕事の軸を決め、行動しやすくできるように事業内容を決める事からは始めましょう。

 

2:事業の調査をする

 

起業・独立をする事業内容が決まったら、他にも似た事業がないか確認をしてみましょう。
ライバルになりえる存在は必ずといって良いほどに存在します。

似た事業があれば、その店の価格設定・サービスの質・こちらの強みなどをチェックしてみましょう。
出来ればライバル事業のサービスや商品を利用してみましょう。
あなたが消費者となることで思う事があるのであれば、それを自分の事業に取り入れたり応用したり参考にしてください。

ライバル事業の価格回転率などを参考に、軌道に乗れば大体これくらいの利益が見込めるかも確認してみて下さい。
集客はどのように行っているのかなども起業・独立をする際に参考になります。

あなたの事業を差別化する為の時間が取れる準備段階で、調査はしっかり行った方が良いでしょう。

 

3:事業計画を立てる

 

あなたがどの規模で起業・独立をしたいのかを書き出します。

  • 家賃はいくらかかるのか
  • 集客はどれくらいを見込んでいるのか
  • 事業が軌道に乗るまでの売上金・固定費はいくらかかるか

事業計画をたてる事で、より起業をする実感がわきます。
また、事業計画書は、融資を受ける為の資料としても活躍してくれます。

事業計画書は、事業を起こす計画をまとめるものです。
お金や物の流れ、起業・独立へ向けての集客の仕方やターゲット層の確認などをまとめていきます。

国や銀行へ融資を行うときにも事業計画書は必ず求められますので、細かく書く必要があります。
仮に融資を受けなくても、あなたの事業を見直す事ができるため作成をした方が良いでしょう。

 

4:資金調達をする

 

あなたがどのような事業で起業・独立を目指すかにより、初期費用は大きく違ってきます。

店舗を借りたり店舗を建てるのであれば、初期費用としてある程度のまとまったお金が必要になります。
店舗を借りるには、家賃・敷金・礼金・保証金・仲介手数料など家賃 × 何か月分という費用が必要になります。

店舗の改装費用も、運営する際に必要な設備費もこのタイミングで必要になります。

また、事業が軌道に乗るまでの固定費や生活費も確保しておく必要があります。

このように起業・独立をしようにもお金が足りなかったり、生活が困窮する事がないように気を付けましょう。
そして、そのための資金調達の金額をいくらにするのかはとても大事になってきます。

資金調達の方法は様々ありますが、一般的には

  1. 日本政策金融公庫:低金利・無担保で国からお金を借りる事ができます
  2. 銀行や信用金庫:民間金融機関からお金を借りる事もできます

この2通りがありますが、最近ではクラウドファンディングも注目を集めています。

起業・独立をする上で資金を蓄えておくことは失敗を防ぐ事にもなりますので、ある程度の生活費、運営費は確保しておくように心がけて資金調達をしましょう。

ここであえて「ある程度」としておりますのは、起業する業界別に運転資金の金額差や利益を上げるまでに要する時間がバラバラだからです。

起業していち早く利益を出すことと、それまでの必要資源の準備、それはどちらも大切ですが準備に時間をかけ過ぎてしまい、他者に先を越されては本末転倒です。

「出来るだけ早く起業したい、でもそのための準備も大切」

これはバランスを取ることが必要で、資金不足の中で起業することはもちろんあってはなりませんが、準備期間が長いあまりに立ち上げるビジネスが時代のニーズから少しずつ遠ざかり成功確率を下げることも残念です。

必要資金をあえて「ある程度」としているのは、そうしたビジネスごとの特徴があるために指定できないのです。
準備資金に限った話ではありませんが、自分のビジネスの先人やプロに相談しつつも、一番は自分が納得する形で見通しを持ちましょう!

 

5:立地や店舗の確保・内外装の工事

 

最近の起業ビジネスではITの発達コロナによる影響もあり店舗をもたない、縮小する傾向にあります。

店舗ではなく完全自宅のみ、出張型、ネットの世界でホームページのみ、コワーキングスペースなど形態は様々です。

このように店舗を持たず起業・独立を考える方も多くいると思います。
無店舗型の事業を立ち上げようと考えている方は”準備ステップ1~4”までを参考にしていただければと思います。

そして、店舗を構える方は開業に向けての場所の確保です。

今まで調査したターゲット層の集客が望めそうな立地を探しましょう。
店舗を構える方は今まで調査したターゲット層や集客に繋がる立地を確保していきます。
事業内容に見合った店舗、あなたの理想に合った雰囲気の内外装にしましょう。

店舗の確保時にの注意点として、家賃や立地などは今後変更が困難になります。
しっかりとあなたの理想に近い場所で、納得できるよう探してみて下さい。

そして内外装の費用は業者によって金額がかなり異なる場合があります。
見積りは1社のみではなく、2,3社からの見積りを取ると不要なコストを削減できたり、相性のいい業者さんと巡り合えたりします。

あなたの大事な初めての店舗です。
あなたの納得のいく内装や外装に仕上がりができるように理想をしっかりと伝えてください。
その時点で嫌な顔をする業者さんがいるとすれば、それは縁がなかったと割り切って違う業者さんへお願いする事も大事な事です。

あなたの大事な店舗を任せる事です。
業者さんとの相性などの見極めは面倒がらず行動しましょう。
いい店舗が出来るといいですね!

 

起業・独立で失敗しない為の準備5ポイント

 

1:起業・独立は現職と並行できるか検討する

 

ビジネスモデルができあがったとしても、いざ本当に軌道に乗るのかといった不安は残りますし、常にリスクはつきものです。
そこで検討して頂きたいのが、「現職を続けながら少しずつ企業の道を拓くことは出来ないか」ということです。

起業したばかりのころは十分な収益が見込めないでしょうし、現時点でかかる生活費を貯蓄からまかなうか、現職から補うかでも大きく変わってきます。

「退路を断ち切ってこそ、本気になれるんだ!」などの意気込みも大切ではありますが、
リスクの観点で踏まえると起業したビジネスの収益が現職に近いぐらい、または現職の収益を超えるぐらいになってこそ安全性が高まってきます。

始めは並行してのスタートアップ、ある程度収益が安定かつ拡大してきたタイミングで現職を断つという選択肢も有効でしょう。

また、店舗を持ち起業・独立を考えている方軌道に乗る前に資金が尽きてしまう事にならないよう、ある程度の生活費は確保しておきましょう。

退職と同じタイミングですぐにスタートをきれるくらいまで粘れるよう、会社や上司の方への説得ができるようになればいいですね。
できれば、本業に支障が出ない範囲で経営の知識や人脈づくりなどをしていくこともしていきましょう。

ただし、雇っていただいている会社への配慮を欠かないよう注意をして下さい。
お世話になった会社を円満に退職できるよう心がけると良いと思います。

 

2:収入を店舗売り上げのみで考えない

 

あなたが起業・独立をする上で、事業だけの売上をあてにするのはリスクが高いと言えます。
それは事業が軌道に乗る前に力尽きる起業家が多いからです。

事業が軌道に乗るのは、いつになるか分かりません。
起業・独立をしてすぐに軌道に乗ることもあれば、1年、2年は軌道にならず苦しい経営を余儀なくされる可能性もあります。
なので事業だけの売上に頼ってしまうと、軌道に乗る前に力尽きてしまう可能性が高くなってしまうのです。

そうならないためにも、自分の事業とは別にお金を稼ぐ方法を考え実行に移しておく事が得策です。

副業をおススメしているわけではありませんが、稼ぐ力を自分で身に付けておく事は非常に大事になってきます。
会社と違い、あなた自身が動かなければ誰も動いて利益を出してはくれません。
稼ぐ力を少しでも身に付けておけば、お金のリスクは軽減されます。

 

3:生活費の確保

 

どれだけ起業・独立への準備をしっかりして、素晴らしい事業の内容であったとしても生活が出来なくなってしまったら意味がありません。

店舗を持つのであれば設備費・光熱費・家賃などで必ず固定費が出ます。
そして事業が軌道に乗らない時にその固定費が出るというのはとても痛手になります。

生活が困窮しないでも大丈夫なように自分の生活費は当面の見通しを立てて確保しておきたい所です。

生活費1ヶ月 × 事業収入で生活できるまでの月数 = 用意しておきたい当面の生活費

を参考に資金調達の際はこちらも考えておくと良いでしょう。

生活費に関して詳しく知りたい方は、こちら「起業の資金はどれくらい必要?一般的な目安と資金がない場合の調達方法を解説」の記事を参考にしてください。

資金調達の際、「あまり借入をしたくない」という事で運営費ギリギリで借入しようと考える方もいると思います。
せっかく質のいい準備をして質の高い仕事ができても、利益を出す前に力尽きては意味がありません。

生活をするためにはお金は必要になります。
起業・独立を考える際には、「事業をしていく上で必要な資金+生活に必要なお金」を合わせて考えていくといいでしょう。

 

4:広告・SNSを活用する

 

起業・独立をする上での集客の仕方は事業を軌道に乗せるために非常に重要になってきます。
大手企業でも、新しい物を売り出す時には莫大な広告費を使ったりします。
それほどに集客というのは大事な事です。

あなたがどれほど良いサービスやシステムを考えても、それを認知してくれる術がなければ意味がありません。
良いものや良いサービスが必ず売れるという事はないのです。

テレビなどのCMを使用するとなると費用がかさみますので、始めは使えないと思います。

そんな中で無料で活用できるものがTwitterInstagramなどのSNSです。
若い世代を中心に利用者は多く、口コミが口コミを呼び広がって行きます。
サービスやシステムを実際に投稿でき、店舗の雰囲気が分かりやすくなりますので、ぜひ集客をする際には活用して下さい。

また、中年層や高年齢層をターゲットにするのであれば、新聞などの折り込みチラシを活用しましょう。
携帯の操作が慣れてない世代や、新聞を家で取っている方に広めやすくなります。
チラシを活用するには費用もかかりますが、集客をする際の経費として初めから頭に入れておくといいと思います。

あなたがどの年齢層や客層をより多く取り入れたいかによって、集客への力の入れどころも変わってきます。
しかし、闇雲にどこのターゲット層へ訴えたいのか分からない集客の仕方をしていては、お客様の心は掴みにくくなってしまいます。

まずはあなたが企業・独立をする際に誰にサービスを使ってほしいのかを明確にして見て下さい。
ターゲット層も絞りやすくなります。

 

5:企業名義の口座を作る

 

起業・独立をする際にお金の流れを把握しやすくなります。

生活の口座と同じ口座にして管理をすると、経営をする際に細かい所まで分析が出来なくなります。

また、起業・独立をする際にかかる費用は経費として売上から除外できます。
厳密にいうと経費ではなく、開業費は繰越資産という資産の科目になります。

経費とは少し計上処理の仕方が違いますが、これから仕事をしていく上で必要なお金として扱えます。
このように、節税効果もあるので、お金の流れは明確にしておくといいでしょう。

こちら「開業費の範囲とは?開業費に関する疑問を解決」でも詳しく書いてありますので参考にしてみてください。

交通費調査費など、生活する上でもかかる費用を同じ口座から引き落としたりすると、説明が難しくなってしまいます。

起業・独立を目指すのであれば、細かい所の管理までしっかりと行い、無駄な出費や固定費の分析や見直しなどをしっかりと行いましょう。

そして、お金は節約できる所は節約するというのもとても大事な事です。
お金の流れは全て頭に入れるつもりでいきましょう。

 

先輩起業家の経験談を参考にしよう!

 

起業・独立をする上で一番参考になる事は、先駆けていった先輩起業家の言葉ではないでしょうか。
良い事も悪い事も経験したであろう先輩起業家の成功談・失敗談をまとめました。

経験談

  • 起業家は孤独である。
  • ビジネスの課題は詰まるところ、集客と組織マネジメントだ。
  • この一年を忘れるのではなく、振り返るのだ。
  • スタートを切る前に全力で悩み、スタートを切ったら全力で進め。

経験談の詳細はこちら「Category 起業体験談」

失敗談

  • きちんとしたキャッシュフローの管理が不可欠だった
  • モチベーションの方向性が違った
  • タイミングがすべてだった
  • 誰を雇うべきか考え抜けていなかった
  • 最悪のシナリオを考える時間が不十分だった

失敗談の詳細はこちら「今は成功を手にした起業家のリアルな失敗談7選」

海外の起業家

  • Paul Graham(ポール・グラハム)
    職業:プログラマー、ライター、投資家
    ”私の経験上、結果的に大きなことを達成するにも最初は小さなことから始めなければならない”
  • Elon Musk(エロン・マスク)
    職業:起業家 (現在はSpace X の共同設立者兼、CEO)
    ”精神的につらく無視したいかもしれないが、自分の悪いところを常に探し求めた方がいい。
    その悪いフィードバックが絶対に正しいとは限らないが、’一番やってはいけないことはそのフィードバックを真摯に受け止めないで無視することである”

海外の起業家の詳細はこちら「10 Counterintuitive Pieces of Advice on Business」

先陣を切っていった起業家の方々は、起業・独立を全力で応援してくれると思います。
この体験談や言葉があなたの成功への道への参考になれば幸いです。

 

まとめ

 

僕自身、経営をして3年半が経ちます。
まだまだ理想とはほど遠いですが、経僕自身の験談として、失敗があるから成功に近づくのだと思います。
起業・独立にはリスクが付きものです。
しかし同時にチャンスを与えてくれます。

起業・独立には成功もあれば失敗もあります。
そして、やらない理由を探すのはとても簡単です。
あなたを想い、周りの方が反対をする事も疎ましく思う時があるかもしれません。
しかし、周りの方があなた自身にリスクを負ってまで働いてほしくない事も分かります。

起業をする事で手に入れれるものは、お金や自由だけではありません。
人との信頼関係・考える力・責任・孤独というものが全て一緒にやってきます。
それを取捨選択していき、どんどん失敗していき、少しづつあなたの理想に近づいていくのです。

理想に近づくための挑戦する時間を、お金に奪われてほしくありません。
あなたの理想がリスクへの恐怖に打ち勝てるのであれば、起業・独立に向けて挑戦をする価値をより高くしてくれるはずです。

事業を立ち上げてからがスタートです。
起業・独立への基礎体力やウォーミングアップは入念に時間をかけましょう。
そしてあなたの身体が資本ですので、オーバーワークには注意し自分を大切にしてあげてください。

諦めるという事も立派な一つの手段です。
あなたの理想へ少しでも近づけるように、行動は念入りにしていきましょう。

ご愛読ありがとうございました!

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