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世間の生活費の平均と内訳を大公開!実生活も公開【2人暮らし編】

1人暮らしの時は、自分一人の事を考えて生活していけば良かったので、割と自由に生活が出来ていたかもしれません。

もちろん、しっかりと計画を立てて生活されている方もいらっしゃいますから一概には言えませんが、それでも、自分一人で計画を立てるので立てやすかった事でしょう。

しかし、素敵なお相手が見つかり、同棲したり結婚したりで2人暮らしが始まると、2人で生活を支えて行く事になります。1人暮らしの時とはどのように違ってくるのか、これから2人暮らしをはじめようとしている人にとって興味がある事でしょう。

そこで、今回の記事では次の事をお伝えします。

  • 2人暮らしの平均的な生活費はいくら?
  • 2人暮らしの生活費の分担方法4つ紹介
  • 年代別の生活費用シミュレーション!
  • 2人暮らしの生活節約術

最後までお読みいただければ、2人暮らしの生活にどのくらいかかるのか、具体的に分かり、2人で生活する上での参考になるでしょう。是非、ご覧ください。

 

2人暮らしの平均生活費は?

早速ですが、2人暮らしの生活費は、平均でどのくらいかかるのでしょうか?

2人以上の世帯の家計消費支出は、総務省統計局によると、2019年度は、1世帯当たりひと月で平均293,379円となっています。

ただし、あくまでこの数字は、平均です。内訳は、平均世帯人数2,97人、世帯主の平均年齢59.4歳となっています。ちなみに、40歳未満の場合は、1世帯当たりひと月で平均278,768円と15,000円ほど安くなっています。

 

費目別内訳一覧表

 

では、費目別の内訳をご覧ください。

【消費支出の費目別金額(二人以上の世帯)-2019年ー】

費目 金額 内訳
食料 80,461円 外食費 14,743円含む
住居 17,103円 家賃・地代
修繕費など
光熱・水道 21,951円 電気 10,825円
ガス 4,853円
他の光熱 1,229円
上下水道 5,044円
家具・家事用品 11,717円 家庭用耐久財
室内装飾品
寝具類
家事雑貨
家事用消耗品他
被服及び履き物 11,306円 和服
洋服
シャツ・セーター
下着類他
保険医療 14,010円 医薬品
健康保持用摂取品
保健医療用品・器具
保健医療サービス
交通・通信 43,814円 交通 6,101円
自動車等関連費 24,113円
通信 13,599円
教育 11,495円 授業料
教科書・学習参考教材
補習教育
教養娯楽 30,679円 教養娯楽用耐久財
教養娯楽用品
書籍・印刷物
教養娯楽サービス
その他の消費支出 50,843円 諸雑費 24,143円
こづかい(使途不明)9,305円
交際費 11,904円
仕送り金 5,491円
合計 293,379円

参考:家計調査報告・家計収支編/総務省統計局~2019年(令和元年)平均結果の概要~

 

1世帯当たりひと月の生活費、293,379円の内訳は、上記の通りとなっています。なお、2人以上の世帯の数値ですので、4人家族の数値なども含まれていますので、あくまで参考程度にご覧ください。

上の項目のうち、いくつか説明していきます。

 

食料費

 

毎日の食料費は、平均80,461円となっています。うち、外食費は、14,743円。食費については、生活の仕方によって大きな差が出てくる部分ですね。

例えば、2人暮らしで、節約をして自炊中心にすると、約3~4万円になります。忙しくて外食中心のカップルの平均的な食費は約6~7万円になります。毎日の食生活のスタイルによって、金額はかなり変わってきますね。1世帯当たりの金額ですので、参考までにしてください。

 

住居費

 

住居費の平均は17,103円です。と言っても、住居費は持ち家の人はほとんどかかりませんので、あくまで平均値として見るようにしてください。

賃貸の人の場合は、家賃がかかります。家賃は、収入の3分の1程度が妥当な金額と言われています。家賃は、間取りや住む場所で随分と変わってきます。

下記一覧表は、東京、大阪、北海道に住む、2人暮らしの人の平均の家賃です。こちらも参考にしてくださいね!

【2人暮らしの家賃相場】

1LDK~2LDK 2LDK~3LDK
東京 約9.8万円 約11.4万円
大阪 約7.6万円 約8.8万円
北海道 約5.6万円 約6.6万円

 

光熱・水道費

 

光熱・水道費は、21,951円となっています。内訳は、電気 10,825円、ガス 4,853円、他の光熱(灯油など) 1,229円 上下水道 5,044円

電気代は、オール電化のマンションだともっとかかりますし、ガスも、都市ガス、プロパンガスによっても料金が変わってきます。また、光熱・水道費は、節約次第で金額が減らせますので、後ほどお伝えします。

 

教養娯楽費

 

教養娯楽費は、30,679円となっています。教養費としては、2人暮らしの人の場合は、英会話スクールに通ったり、知識を深めるための本を購入する費用など、大事な物が含まれます。

また、娯楽費は、レジャーを楽しみ、2人の楽しみを作る大切な費用です。しかし、余り使いすぎないように、計画を立てて利用する事も必要でしょう。

 

交通・通信費

 

交通・通信費は、43,814円となっています。随分大きい金額のように感じますが、交通費の中には、自動車関連の諸費用、24,113円が含まれています。ですから、車を持っている人と持っていない人とでは、費用がかなり違ってきます。

また、通信費は13,599円です。ネットやスマホ代となっています。スマホは、どこの会社のスマホを使うか、どのようなプランを使うかによって、金額も変わってきますね。

 

生活費の分担方法

さて、2人暮らしをするにあたって、生活費も2人で分担しなければなりません。喧嘩にならないように、スムーズに生活費を負担し合いたいですよね。

カップルの事情によって生活費の分担方法は4つに分けられます。

アナタにはどのパターンが合っているか、参考にしてみてくださいね!

 

1.費用を折半する

 

★おすすめのカップル・・・収入がほぼ同じくらいのカップル

収入が同じくらいですと、費用もキッチリ分けた方が対等に暮らせるので公平感が大きく、不満も出ずに仲良く暮らせる方法と言えましょう。ただし、全て折半となると、キッチリと計算をする必要が出てきますので、家計簿をつけたり、計算が苦手なカップルには向きません。

 

2.支払い額に差をつける

 

★おすすめのカップル・・・どちらかの収入の方が多い場合のカップル

カップルのどちらかの収入が多いので、収入の額に応じて負担額に差をつけています。収入に格差があるのに、折半となると、収入の少ない方の人はいつもキビシくなってしまいますよね。そうならないように、収入の多い人が光熱水費を負担する、家賃を出すなど、支出額に差をつけます。

このやり方の場合、折半と違い、○○費と△△費は全部私持ち、という風になりますので、計算が面倒ではなくなり、管理はしやすいでしょう。

 

3.共有部分のみを折半する

 

★おすすめのカップル・・・一緒に暮らしているが、独立した生活をしているカップル

一緒に暮らしていても、それぞれが忙しく、それぞれの時間を楽しんでいるカップルもいますよね。そのような場合は、例えば、家賃と光熱水費のみ折半にして、残りはそれぞれが管理して支払うと良いでしょう。

管理もしやすいですし、外食が多かったりしても、それぞれが管理しているので楽ですし、問題もおきません。

 

4.全額1人が支払う

 

★おすすめのカップル・・・どちらかの収入で生活できる場合のカップル

どちらかの収入が多いので、1人の収入で十分生活出来る場合です。そして、もう1人の収入は全額貯蓄に回せば、2人の貯蓄も増えて、余裕のある暮らしが出来そうですね。

 

年代別生活費シミュレーション

一口に「2人暮らしの生活費」と言っても、それぞれの年代によって実際にどのくらいかかっているのかマチマチですよね。若い10代のカップルと、落ち着いた30代のカップルでは、生活費に違いが出てきます。

そこで、10代、20代、30代の人の実生活でかかった生活費をお伝えしていきます。

 

10代の生活費用【収入が少ない学生Aさんカップルの場合】

 

10代と言うと、まだ学生さんが多く、1人暮らしから彼氏(彼女)が出来て、2人暮らしを始めた、という感じの人が多いでしょう。

食費 40,000円
家賃 76,000円
光熱水費 11,000円
教養・娯楽費 30,000円
交通・通信費 25,000円
その他(雑費・医療費) 20,000円
貯蓄 10,000円
保険 8,000円
合計 220,000円

 

Aさんカップルは学生同士。1人での生活から2人での生活になったので、1人での生活と比べるとゆとりはあるようです。仕送りやアルバイト収入で、2人で220,000円で生活をしています。

食費には、外食費も含まれていて40,000円です。自炊をしながら、外食も楽しんでいます。

学生の場合、家賃を多く取ってしまうと、生活が苦しくなりますので、家賃は抑えて76,000円。光熱水費は、11,000円と一般的な金額です。(水道代4,000円、電気代3,000円、ガス代4,000円)

将来のために貯蓄も月に1万円でもするように心掛けているのは立派ですね。生命保険は、最低限の掛け捨ての医療保険に加入しています。

 

20代の生活費用【そろそろ結婚!のBさんカップルの場合】

 

20代のカップルの場合、やはり最初は半同棲から同棲となり、そろそろ結婚!?の時期になります。

食費 50,000円
家賃 90,000円
光熱水費 12,000円
教養・娯楽費 40,000円
交通・通信費 25,000円
その他(雑費・医療費) 20,000円
貯蓄 20,000円
保険 15,000円
合計 272,000円

 

Bさんカップルは社会人同士です。現在は同棲中ですが、そろそろ結婚を考えています。社会人になり、生活も忙しくなり、生活費も10代の頃よりは、かかるようになり、272,000円です。

食費は、仕事が忙しい時は、ついつい外食に頼りがちで、多めの食費で50,000円。家賃は、10代の頃と比べると少し良い物件の90,000円のマンションに住んでいます。光熱水費は、一般的な金額と変わらずに、12,000円。(水道代4,000円、電気代4,000円、ガス代4,000円)

結婚も考えていますので、貯蓄も月に2万円するようにしています。保険は、掛け捨ての医療保険と、貯蓄型の個人年金保険も掛け始めましたので、15,000円です。月々の生活を考えつつ、将来的な貯蓄や保険にも目が向いて行っていますね。

 

30代の生活費用【結婚をしているCさんカップルの場合】

 

30代のカップルの場合は、結婚が視野にしっかり入っているか、既に結婚しているカップルが多いです。収入も増えていますので、生活レベルも上がり、生活費が高くなっています。

食費 60,000円
家賃 120,000円
光熱水費 12,000円
教養・娯楽費 40,000円
交通・通信費 25,000円
その他(雑費・医療費) 23,000円
貯蓄 30,000円
保険 20,000円
合計 330,000円

Cさんカップルは社会人同士で、既に結婚をしています。近い将来、子供も欲しいなと思っています。30代らしく、ゆとりをもった生活をしながら、将来のためを見据えていて、生活費は330,000円です。

食費は、外食も多いですし、内容もちょっと高い食材を使ったりしていますので、60,000円かけています。家賃は、少し広めのマンションを借りていますので、120,000円。光熱水費は、一般的な金額と変わらずに、12,000円。(水道代4,000円、電気代4,000円、ガス代4,000円)

貯蓄は、近い将来生まれてくるであろう子供のために、30,000円ずつ貯金をしています。保険は、掛け捨ての医療保険、がん保険と、貯蓄型の個人年金保険にも加入し、保障と貯蓄と両方の準備を始めています。

 

2人暮らしの節約の知恵5選

生活していく上で、生活費は絶対に必要なものです。しかし、工夫をすれば、生活費を抑えて貯蓄に回す事が出来ます。節約をして2人のための将来に備えるのは大切な事ですよね。

そこで、2人暮らしならではの節約の知恵を5つ、お伝えしますので、参考にしてくださいね!

 

1.食材はまとめ買いをする

1人暮らしの時にまとめて買ってしまうと、野菜などは腐らせてしまったり、買ったのを忘れて賞味期限が切れてしまったり。という事がおきがちです。しかし、2人暮らしですと、食べる量も倍になりますから、まとめ買いをしても大丈夫です。

オススメは、1週間分の献立のメインを決めて、メインに作り置きの副菜を添えていく方法です。買い物は、メインの料理のものを中心に買い、あとは、作り置き出来る野菜中心の材料を買えばいいのです。

なお、まとめ買いをする利点は、「余計な物を買わなくて済む」事です。マメにスーパーに買い物に行くと、ついつい目に移ったものや特売品をカゴに入れてしまいます。1週間に1回の買い物ですと、余計な物を買わずに済みますから節約に繋がります。

また、2人分の1週間分の買い物をするというのは、かなりの量になりますから、「彼と一緒に買い物に行って荷物持ちをしてもらってます。」と言った意見があり、2人暮らしの共同生活ならではの利点もありました。

 

2.一緒の部屋で過ごす

2人それぞれの部屋は持っていると思いますが、いつも別々の部屋で過ごすと、それだけ光熱費がかかりますよね。特に夏や冬のエアコンの電気代はバカになりません。ですから、なるべく一緒の部屋で過ごすようにしましょう。生活のリズムが違っていた場合は、なるべく合わせるようにして、2人の時間を大切にしましょう。

結果として、節約だけでなく、2人のコミュニケーションもたくさん取れるようになります。

 

3.協力してこまめに電気のスイッチを切る

電気はこまめにスイッチを切るように心がけましょう。ただし、1人だけでやっていると、ストレスになりますので、是非、2人で協力して電気のスイッチを切ったり電源そのものを抜くようにする事が大切です。

1回1回は小さな事ですが、協力してやれば、年間ベースで見ると、大きな節約に繋がっていきます。2人で協力すれば、達成感もひとしおです。

 

4.お風呂は続けて入る

お風呂の時間が離れてしまうと、2度炊きになったり、熱いお湯を足さないといけません。それだけ光熱水費の負担が増えます。ですから、時間を決めて、間を置かずに続けて入るようにしましょう。

 

5.省エネデートにする

デートに行く度に、レストランに入ったり、おしゃれな喫茶店に入ったり。映画にゲームに。と、毎回毎回ですと、意外とお金が掛かってしまいます。

ですから、デートの際に、コーヒーやお茶をポットに入れて家から持参して、ドライブしながら飲む。オニギリを作って公園でお花を眺めながらピクニック気分のデート。あるいは、無料で観覧出来る野外ライブやショーなどを一緒に観る。など、お金のかからない省エネデートにするのも良いでしょう。好きな人と一緒なら、何でも楽しいものです。

 

まとめ

ここまで、2人暮らしの生活費についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

今回の記事では次の事をお伝えしました。

  • 2人暮らしの平均の生活費は、約29万円で、40歳未満の場合は約27万円である。
  • 2人暮らしの生活費の分担方法は、折半、差をつける、共有部分のみ折半、全額を1人で支払う、の4パターンがある。
  • 10代、20代、30代の年代別の生活費のシミュレーションをしてみて、2人暮らしでも年代によって生活費の掛け方が違っている事が分かる。
  • 2人暮らしの節約の知恵を使って、生活費を減らし、将来のために貯蓄に回すようにしよう。

生活費の平均金額だけを見て、自分は多い、少ないと見るのではなくて、年代や暮らし方によっても変わってくる事がお分かりいただけたでしょう。

2人で協力して節約に努め、素敵な家庭を築く基を作っていただけたらと願っております。

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