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結婚の平均年齢はいつ?男性女性別タイミングの相場解説

「結婚の招待状が届いちゃったわ。」

友人からのキラキラ輝く結婚の招待状が、郵便受けの中に入っていたある日。友人が結婚するのはモチロン嬉しいんだけど、何だか複雑な思いで、ふとため息をついているアナタ。

初めて友人から結婚の招待状をもらった時には、「ああ、私達もそういう年代になったのね。」と、友人の結婚披露宴の際には、新婦と共に感激の涙を流したものですが、あれから数年。立て続けに招待状が届くようになると、何となく気持ちが焦ってきたりする事もあるのではないでしょうか?

結婚っていつまでにすればいいのだろう?
結婚に早い遅いはあるのだろうか?

不安な気持ちも起きてきますよね。そこで、今回の記事では次の事をお伝えします。

男女別結婚の平均年齢はいくつ?

地域別結婚の平均年齢は?

未婚の理由は?

結婚のタイミング別メリット

最後までお読みいただければ、結婚の平均年齢やタイミングについて分かり、不安も消えて気持ちがスッキリするでしょう。是非、ご覧ください!

 

結婚の平均年齢

 

大学を卒業して、社会に出て自立し、20代前半の頃は結婚について、余り考えていなかったかもしれません。しかし、次第に友人も結婚をしはじめアラサーになってくると、ふと、次のような事を考えてしまうことはありませんか?

私は結婚出来るのかな?

結婚は何歳まですればいいのかな?

結婚の平均年齢って何歳なんだろう?

そんな不安をお持ちのアナタのために、まず、男女別の結婚の平均年齢についてお伝えしていきます!

 

女性の結婚の平均年齢

 

平成30年(2018)厚生労働省の人口動態調統計月報年数(概数)の概況によると、女性の平均初婚率は、29.4歳となっています。約20年前の平成7年の平均初婚率は26.3歳ですから、約3歳遅くなっている事が分ります。

しかし、平成26年に平均初婚率が29.4歳に達してから令和2年の現在に至るまでは変わっておらず、約30歳前後が女性の結婚の平均年齢と言えます。

 

男性の結婚の平均年齢

 

同じく、平成30年(2018)厚生労働省の人口動態調統計月報年数(概数)の概況によると、男性の平均初婚率は、31.1歳となっています。約20年前の平成7年の平均初婚率は28.5歳ですから、男性も約3歳遅くなっている事が分ります。

しかし、平成26年からは男性も女性と同じく平均年齢が変わっておらず、30歳を少し超えた年齢が男性の結婚の平均年齢と言えます。

このように男女で比べると、男女間では約2歳の差があり、30歳が結婚の目安の年齢となっているのがわかるでしょう。

 

地域別結婚の平均年齢 

 

では次に、地域別の結婚の平均年齢についてお伝えします。いわゆる、「都会」と「地方」によっても、結婚の平均年齢は違ってきています。

そこで、「地域別の平均初婚年齢」の晩婚と早婚のベスト3を一覧表にしましたので、ご覧ください。

<晩婚ベスト3>

【男性】

1位 東京 32.3歳
2位 神奈川 31.8歳
3位 埼玉 31.5歳
3位 京都 31.5歳

【女性】

1位 東京 30.4歳
2位 京都 30.0歳
3位 神奈川 29.9歳

 

<早婚ベスト3>

【男性】

1位 宮崎 29.7歳
2位 沖縄 30.0歳
3位 岡山 30.2歳
3位 山口 30.2歳
3位 佐賀 30.2歳

【女性】

1位 宮崎 28.7歳
1位 岡山 28.7歳
3位 福島 28.8歳
3位 三重 28.8歳
3位 香川 28.8歳
3位 愛媛 28.8歳
3位 山口 28.8歳
3位 沖縄 28.8歳

出典:平成30年(2018)厚生労働省の人口動態調統計月報年数(概数)の概況より抜粋

男女共に、晩婚のベスト1は東京都になりました。男性は32歳超え、女性も30歳を超えています。一方、早婚のベスト1は男女とも宮崎県になりました。男性は29.7歳、女性は28.7歳と、東京都と比べると、男性は約3歳、女性は約2歳の差があります。

東京の場合は、キャリアを優先したり、仕事が多忙などの理由で、結婚が遅くなっている傾向があります。特に女性の場合、男性と同じようにバリバリ仕事をこなしている女性が多く、早く結婚しようという意識は薄いかもしれませんね。女性の結婚の意識が薄いと、男性の平均年齢も上がってくるのは当然と言えましょう。

 

未婚の理由 

 

平成30年の婚姻件数は58万6,438組で、前年は60万6,866組でしたから、2万428組減っています。

婚姻件数の推移を見て行くと、昭和47年に109万9,984組と最も多くなっていますが、昭和50年代以降から増加減少を繰り返しながら、平成25年からは6年連続して減少しています。

出典:平成30年(2018)厚生労働省の人口動態調統計月報年数(概数)の概況

このように、未婚率が増えている理由はどのような事から来ているのでしょうか?

次の図をご覧ください。

出典:令和元年版 少子化社会対策白書/内閣府

未婚者(18才~34才)に、結婚に対する意識について聞いたところ、「いずれ結婚するつもり」と答えた人は、2015年度で、男性85.7%、女性89.3%と、約9割の人に結婚願望がある事がわかります。

約30年前は、男性91.8%、女性92.9%と少し高めではありましたが、現在も基準は高いという事がわかります。

では、独身でいる理由はどのような事でしょうか?

内閣府の令和元年版 少子化社会対策白書によると、男女別で次のような理由となっています。

<男性の理由ベスト3>

1.適当な相手にめぐり合わない(45.3%)

2.まだ必要性を感じない(29.5%)

3.結婚資金が足りない(29.1%)

<女性の理由ベスト3>

1.適当な相手にめぐり会わない(51.2%)

2.自由さや気楽さを失いたくない(31.2%)

3.まだ必要性を感じない(23.9%)

男女共にトップは「適当な相手にめぐり会わない」ですから、仕事優先で出会いを求める機会が少ないのかもしれません。決して結婚したくないわけではなくて、機会があれば結婚したいという気持ちは十分にある事が分かりますね。

 

結婚のタイミング別メリットについて

 

さて、結婚は、適齢期に結婚する事が良いのか、遅い結婚(早い結婚)は良くないのか?と考えるかもしれませんね。

結婚には、次の3つのタイミングがあります。

1.結婚適齢期に結婚する

2.結婚適齢期より早く結婚(早婚)する

3.結婚適齢期より遅く結婚(晩婚)する

どのタイミングにも、それぞれメリットがありますので、ひとつずつ説明していきます。

 

結婚適齢期に結婚するメリット

 

結婚適齢期、つまり、結婚の平均年齢で結婚するメリットは、次の通りです。

独身時代をひと通り楽しみ、心が安定している

結婚の平均年齢は男女共に30歳前後です。30歳前後と言うと、大学を卒業して就職して、仕事も覚え、恋愛も楽しみ、遊びも楽しみと、大人として、ひと通りの事を楽しみ終わった時期です。そろそろ、家庭を持ちたいなと思う時期で、心が安定しています。

 

収入面も安定している

社会に出て仕事も落ち着き、収入面でも安定してくる頃で、貯蓄もある程度貯まっています。お金の面も安定している時です。理想的なライフプラン通りの結婚が出来る年齢でもあります。ですから、安定した家庭を持とうと思っている人にとって、結婚に踏み切りやすい時期であると言えます。

 

結婚適齢期より早く結婚(早婚)するメリット

 

結婚適齢期より早く結婚するメリットは次の通りです。

妊娠・出産のリスクが低い

10代後半~20代の若いうちの妊娠・出産は、高齢出産の人と比べるとリスクが低いです。また、若いうちの方が体力がありますので、体力勝負の子育ては、若いうちの方が向いていると言えましょう。

 

子育てが早く終了する

結婚を早くすると、子供も若いうちに産み育てられますので、子育ても早く終わります。若いうちはとても忙しいかもしれませんが、自分の時間を持つのも、それだけ早くなります。子育て中は育児専門だったママも、早く仕事に復帰できます。また、子供が巣立った後、夫婦で楽しむ時間もそれだけ長くなりますね!

 

結婚適齢期より遅く結婚(晩婚)するメリット

 

結婚適齢期を過ぎて遅く結婚したら、メリットはないのでは?なんて悲観的に考えている人がいましたら、それは違います。

晩婚には次のようなメリットがあります。

経験値が高い分、落ち着いたカップルになる

何も分らないうちに結婚してしまって、後で大変な目に遭った、という話も聞く事がありますが、適齢期を過ぎたカップルには、そんな失敗はありません。お互いに、それぞれ、いろいろな経験を積んで来ていますから、落ち着いています。そして、お互いを尊重し合う部分が大きく、許し合える器の大きさも備わっています。

 

経済的な余裕・心の余裕も十分ある

年齢を重ねている分、貯蓄も十分に貯まっていますし、経済的な余裕があります。また、仕事も、役職がつき、キャリアも十分あり、心の余裕もあります。何かにつけて「余裕がある」というのは、良い状態です。夫婦2人で余裕のある生活の中で、ライフスタイルを考えて行くにはとても良い時期となるでしょう。

 

まとめ

 

ここまで、結婚の年齢やタイミングについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?今回の記事では次の事をお伝えしました。

結婚の平均年齢は、男性31.1歳、女性29.4歳で、20年前と比べると、晩婚化が進んでいる。

結婚の平均年齢は、地域別でも2~3歳の差があり、晩婚1位は男女共に東京都、早婚1位は男女共に宮崎県である。

未婚の理由は、男女共に「適当な相手にめぐり合わない」がトップの理由である。

結婚のタイミング別【結婚適齢期に結婚した人】のメリットは、ひと通り独身時代を楽しみ、平均的に安定した生活を送れる事である。

結婚のタイミング別【早婚の人】のメリットは、子育てが早く終了し、自由な時間が早く持てる事である。

結婚のタイミング別【晩婚の人】のメリットは、経験値が高く、お互いを尊重し合え、余裕を持った生活が出来る事である。

このように、結婚の平均年齢はありますが、平均年齢が、アナタの結婚のタイミングではないという事がお分かりいただけたでしょう。

結婚のタイミングは「人それぞれ」です。何を重視すればよいかによって、タイミングは変わってきます。また、出会いがないという回答が多かったので、出会える場所に積極的に出掛けるなどの努力もして、素敵なお相手と巡り会えた時、その時がアナタの結婚のタイミングとなるでしょう。素敵な出会いを心から願っております。

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